旧暦

立秋|二十四節気と七十二候

立秋 りっしゅう

二十四節気の立秋は、初めて秋の気配が見え始めるころです。まだ暑さは厳しいですが、その暑さは「残暑」となり、旧暦では秋の始まりです。新暦での日にちは8/7頃になります。

一般的なお盆休みはこの時期になります。お盆とはご先祖様を祀る行事で、地域によって時期は異なります。もともとは旧暦の7/15がお盆で、7/13に迎え火、7/16に送り火をしました。その名残から、今でも旧暦の7/15前後(=新暦8月のあたりで毎年異なる)をお盆とする地域と、新暦の7/15前後をお盆とする地域(東京など)、一般的な8/15前後をお盆とする地域があります。

この時期の旬の食べ物は桃・とうもろこし・しじみ・真だこなどです。桃の旬は7月~9月で、この時期は真っ盛り。とても甘い桃が味わえます。しじみは、8月が旬のものと、1月~2月が旬の寒しじみがあります。ほおずきはお盆の花として飾られ、夏のお祭りでもよく見かけます。迎え火や送り火に見立てられることもあります。つゆくさは昔から親しまれてきた植物の一つです。染料として使われたり、蛍と一緒に籠に入れられたりしていました。



七十二候

初候:涼風至 8/7-11頃

涼風至る りょうふういたる

秋の涼しい風が吹き始めるころです。

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次候:寒蝉鳴 8/12-16頃

寒蝉鳴く ひぐらしなく

この時期になると夏の終わりを感じさせるひぐらしの声が聞こえるようになります。

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末候:蒙霧升降 8/17-22頃

魚蒙霧升降す のうむしょうこうす

森や水辺に霧がたちこめるようになります。朝晩は気温が下がるようになってきます。

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