旧暦

立春|二十四節気と七十二候

立春 りっしゅん

二十四節気の立春は、旧暦では一年の始まりです。初めて春の兆しが現われてくる時期です。新暦では2/4頃になり、旧暦では12月後半から1月前半の日にちになります。

立春を過ぎて初めて吹く南寄りの強い風のことを春一番といいます。この時期は暦では春ですが、まだ寒さが厳しいとき。その寒さを春寒といいます。立春は旧暦で言うと一年の始まりなので、縁起がいいことが沢山あります。立春を過ぎて初めて汲んだ水のことを若水(わかみず)といいます。幸せを招く水として神棚に供えたりします。その水で入れたお茶は福茶として縁起がいいものとされています。他にも、立春を過ぎた最初の午の日に、稲荷詣をするならわしを初午(はつうま)と呼ばれます。旬の食材は、蕗の薹、明日葉など。魚は、鯡(にしん)は「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれ、この時期から旬になります。二月ごろから徐々に各地で渓流釣りが解禁になり、岩魚(いわな)、山女魚(やまめ)などがこの時期から釣れるようになります。



七十二候

初候:東風解凍 2/4-8頃

東風凍を解く とうふうこおりをとく

東風は春の風のこと。温かい春風が吹いて、川や湖の氷が解けだしてくる時期です。

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次候:黄鶯睍睆 2/9-13頃

黄鶯睍睆く うぐいすなく

春の訪れを告げる鶯が鳴きはじめる時期です。鶯は「春告鳥(はるつげどり)」とも言われます。

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末候:魚上氷 2/14-18頃

魚氷に上る うおこおりにあがる

氷が解け始め、魚が顔を出し始める時期です。

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