Aroma,  豆知識

トラブルなくアロマセラピーを行うパッチテストの方法

パッチテストを必ずしよう!

アロマセラピーは自己責任で行うことが原則となっています。精油には、沢山の種類があり、色々な種類の成分が入っています。また、同じラベンダーという精油でも、自然のものなので、メーカーや採取された時期によって、成分が多少異なる場合があります。そのため肌に使用する場合は、パッチテストをすることをお勧めします。ここではどんな時に、どのようなものにパッチテストが必要か、具体的な3つのパッチテストの方法をお伝えしています。



パッチテストが必要なもの

基本的には肌に使用する場合はすべてパッチテストをおすすめします。アロマセラピーに関わるものでパッチテストが必要な場合は、下記のような場合が挙げられます。

  • 精油(エッセンシャルオイル)
  • クレイ
  • キャリアオイル
  • ハーブの浸剤、煎剤
  • ハーブのチンキ、浸出油

パッチテストを特に行ったほうがいい場合

肌に使用する場合は必ずパッチストをした方が良いですが、特に下記のような場合は特に忘れずに行います。

  • 敏感肌の人
  • アレルギーを持っている人
  • 体調不良の時
  • 初めてのものを使用したいとき

3種類のパッチテストの方法

精油

希釈してからパッチテストを行う場合です。

  1. キャリアオイルで精油を1%に薄めます。(精油1滴=0.05ml)
  2. その液を二の腕の内側などの皮膚が柔らかい場所に塗布します。
  3. 数時間~2日放置します。

※アレルギーが数日たってから出てくる人もまれにいます。その場合は、絆創膏を貼るなどして、数日間様子をみてください。

※精油のパッチテストではキャリアオイルを使用します。厳密に言うと、そのキャリアオイルにアレルギーがある場合があるので、同時に使用するキャリアオイルのパッチテストも必要です。

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クレイ

パッチテスト後すぐに肌に症状が出るタイプです。

  1. 少量のクレイに精製水を少々混ぜ、クリーム状にします。
  2. 二の腕の内側などの皮膚が柔らかい場所に塗布します。
  3. 5分~10分ほど放置します。

※クレイの場合は、肌に合わない場合、すぐに痛みやかゆみを感じ始めるため、5~10分程度の放置時間でわかります。

クレイの種類と効果

その他(キャリアオイル、浸剤、煎剤、チンキ、浸出油)

一番多い、数時間から2日かけて様子を見るタイプです。

  1. 二の腕の内側などの皮膚が柔らかい場所に塗布します。
  2. 数時間~2日放置します。

※何かで薄めたりせず、そのまま皮膚に塗布するタイプです。必要であれば上から絆創膏を貼り、数日間様子を見てください。

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パッチテストで異常が生じたら

直ちに中止し、大量の水で洗い流し、ひどいようでしたら医師に相談してください。本格的にアレルギーの検査をしたい場合は、自分で行うパッチテストではなく、医師に依頼してください。




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