ヴァーストゥ・シャーストラとは?|アーユルヴェーダ風水の基本を知る

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アーユルヴェーダ風水(ヴァーストゥ・シャーストラ)とは?

一般的に知られているアーユルヴェーダは、マッサージや伝統医学といったイメージが強いですが、住まいや建物に関してのジャンルも存在します。それはVastu shastra (ヴァーストゥ・シャーストラ)、若しくはアーユルヴェーダ風水、インド風水などと言われます。あまり日本ではなじみのない哲学ですが、日本人が中国の風水を住まいに取り入れることがあるように、世界中で実践する人が存在します。ここではその入門的な部分を紹介します。

 






 

アーユルヴェーダ風水の由来と起源

アーユルヴェーダ風水は建物の科学

アーユルヴェーダ風水は、インド風水やVastu shastra (ヴァーストゥ・シャーストラ)とも言われます。ヴァーストゥ(Vasthu)はサンスクリット語で居住地を意味するVasaという言葉に由来しています。シャーストラ(Sastra)はサンスクリット語で科学を意味します。そのため、直訳すると「建物(居住地)の科学」といったような意味合いです。よく耳にする中国の風水の様に、建物や部屋の方角、家具の置き方などを研究した科学になります。

始まりは5千年以上前のインド

アーユルヴェーダ風水の始まりは今から5千年~1万年ほど前のインドにさかのぼると言われています。口頭で伝わりながらで発展していった後、一番初めに文字としてアーユルヴェーダ風水の哲学が記載された文献は、『リグヴェーダ』と言われています。B.C.1000年~B.C.500年にかけてインドではヴェーダという一連の宗教文書が書かれました。その中の一つが『リグヴェーダ』です。古代のヴェーダ文学の中でアーユルヴェーダ風水も発展していきました。

エネルギーの法則を応用したライフスタイルの科学

アーユルヴェーダ風水の内容はインテリアの配置や設計に関してはもとより、エネルギーや自然界の法則までが含まれる、ライフスタイルの科学と言えます。インドでは古代から、寺院や住居にこの法則が使われていました。その後、会社やビルや港等、様々な場所にも応用されていきました。

ビル・ゲイツ氏も実践、世界でも有名な企業が取り入れる建築学

マイクロソフト社、amazon.com、ボーイング、世界銀行、NASA、オラクル社等もアーユルヴェーダ風水の理論を一部取り入れていると言われています。自然やエネルギーの調和を基本とするアーユルヴェーダ風水を取り入れることで、自然と周りのエネルギーの流れが変わり、物事がうまく進むようになると言われています。

中国の風水との違いと共通点

アーユルヴェーダ風水も中国風水も、どちらも自然の摂理を観察し共存することで、私たちの幸せを向上していくような考え方は同じです。その表し方が違うことで、異なる点もありますが、多くの共通点もあります。アーユルヴェーダ風水の歴史の方がはるかに長く、中国の風水の起源になっているという見方もあります。

アーユルヴェーダと占星術とのつながり

アーユルヴェーダ風水、アーユルヴェーダ、占星術は密接につながっています。アーユルヴェーダ風水を実践することで、アーユルヴェーダの恩恵も受けやすくなったり、占星術で思わしくない時期でも、アーユルヴェーダ風水でいいエネルギーの流れの家に住んでいると、ネガティブなエネルギーを無くしてくれます。このように私たちのライフスタイルや健康、心の状態を色々な角度から見ることができます。

 

アーユルヴェーダ風水の基本概念

アーユルヴェーダ風水は、前述の通り、古代インドから伝わる建物や居住の科学です。この科学に添った考え方では、自然の法則に添ったエネルギーの流れが重要になってきます。

アーユルヴェーダ風水とエネルギー

全てはエネルギーの集合体

私たちの体や周りの物質はすべて、周波数(波動)の違うエネルギーの集合であります。量子レベルではすべてはエネルギーとしてみなされます。また、地球も同じで、中心に重力というとても大きな力を持ったエネルギーの集合です。家の建て方や家の中の配置が、この大きな宇宙のエネルギーの流れに添うことで、私たちの生活も円滑に進むと考えられています。

エネルギーの流れ方

エネルギーの流れ

地球上では北から南方向と東から西の方向にエネルギーが流れています。地球は北東に23.4°傾いて自ら電磁気を作り出しながら自転しています。また、太陽はこの方向から上がり、ポジティブなエネルギーが発生します。そのため、建物の中では、北東から東に抜けて南西へ、北東から北へ抜けて南西へ、という二つのルートでポジティブなエネルギーが流れていると言われています。ポジティブエネルギーの発生する北東は、アーユルヴェーダ風水ではとても重要視されています。

 

 

 

アーユルヴェーダ風水と方位

基本の八方位

エネルギーの流れを重要視することから、方位を知ることもとても大切です。東・西・南・北・北東・北西・南東・南西の八方位が重要です。この図のように、方向を確認し、敷地や建物を三等分にしてできた9つの区画を基準に何の部屋とし、何を置くか考えていきます。

北西

 

北東

 

西

 

 

南西

 

 

南東

 

八方位の意味

八方位のそれぞれには意味があります。それにより、何を置いたらいいか、どんな部屋にしたらいいかが違ってきます。

  1. ・・・この方角をつかさどっているエネルギーは、神の中の神と言われ、健康に関わるエネルギーを持っています。
  2. 南東・・・この方角は五大元素の火のエネルギーを持っています。この場所にはいいパーソナリティに関わるエネルギーがあります。また、火は料理とも関連していて、健康の源にもなる場所です。
  3. ・・・南は死の神がつかさどっていると言われます。死の神は自然の法を私たちに示してくれ、悪を排除し、善を取り入れてくれます。富と収穫と喜びの源です。
  4. 南西・・・南西は悪いエネルギーから私たちを守ってくれるエネルギーがあります。人格、態度、長寿に関するエネルギーの源です。
  5. 西・・・西は五大元素の水のエネルギーに対応しています。自然がもたらす雨は神からの恩恵であり、人生に繁栄と喜びをもたらします。
  6. 北西・・・この方角は健康、強さ、長寿に関するエネルギーがあります。ビジネスの転機や友情にも関連しています。
  7. ・・・北は健康のエネルギーが宿っています。アーユルヴェーダ風水は重要視される方角です。
  8. 北東・・・この方角は富、健康、成功のエネルギーがあります。私たちに叡智や知識を与えてくれ、災難から守ってくれます。

 

アーユルヴェーダ風水と五大元素

また、アーユルヴェーダの基本にもなっている、五大要素の関係も重要です。五大要素とは、水 (water)・火 (fire)・土 (earth)・風 (air)・空 (space)となります。これらのエネルギーも、建物内にバランスよく流れていることが必要です。建物と方位、五大元素の関係を図に表すと左の様になります。

五大元素

図に人の体が描かれているのは、人も建物も地球も同じエネルギーの集合と考えられているので、建物を人の体にたとえられるためです。これには意味があり、たとえば、足にあたる南西部分は全てを支えるような強度が必要、頭にあたる北西部分にはあまり荷重を負わせないようにする、という様に考えます。さらに、この図から五大元素の概念を組み合わせることができます。たとえば、火は視覚と深く関連しています。調和するためには、視覚にいいとされる朝の光を火に対応する南西部分に入れるようにするとよくなります。

 

理想的な部屋の位置

このように、エネルギーの流れや方角などを考慮し、理想的な部屋と言われる配置が下のようになります。土地の形は、どこかがかけていたり、出っ張っているかたちより、綺麗な長方形や正方形がいいとされています。エネルギーの滞りや欠けが起こらないためです。

北西

子供部屋・浴室・トイレ

リビングルーム

北東

勉強部屋

西

ダイニングルーム・子供部屋・書斎・トイレ

中央

何も置かない

浴室・トイレ・勉強部屋・PC

南西

家長の寝室・書斎

屋根裏部屋

南東

キッチン・電化製品・電話

 

 

 

次はこれを要チェック

アーユルヴェーダ風水の実践編を知りたい場合は下記へ
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アーユルヴェーダの基本や、日常生活への応用のまとめは下記へ
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