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ブルーマロウの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

ブルーマロウの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. ブルーマロウの使い方



キーワード&データ

キーワード:喉と胃腸の不調に

名前 ブルーマロウ、コモンマロウ、マロウブルー、マローブルー、blue mallow、common mallow
和名 ウスベニアオイ(薄紅葵)
学名・読み方 Malva sylvestris [マルウァ・シルウェストリス]
科名 アオイ科
使用部位
ジェンダー 女性
惑星
四大元素

その他のマロウの記事をチェック: #マロウ

特徴

草丈60~150cmの多年草です。ヨーロッパやアジアが原産です。ハーブティーにすると鮮やかな青色で、そこにレモンを垂らすとピンク色になる不思議なハーブです。粘液質を多く含むため、喉の痛みや気管支炎に最適です。パックにもおすすめです。

スピリチュアルなストーリー

恋愛と深い結びつきがあると言われています。 恋人に振られたときブルーマロウの花を花瓶にさし、玄関に飾ると復縁できると言われていました。また、さらに魅力を引き立たせるためにブルーマロウを持ち歩くといいとも言われていました。カルペパーは色々な使い方を述べていますが、マロウをすりつぶしてミルクとお酒で煮たものを飲ませるだけで、ひどい腸の炎症があった息子の赤痢を治したを述べています。

ブルーマロウの効果効能

粘液質が多く含まれることが大きな特徴です。風邪による喉の痛みや腫れ、胃炎、膀胱炎、尿道炎などが緩和されます。外用で用いると、傷や皮膚炎、湿疹に使えます。その場合は湿布、ローション、パックなどにして使うことができます。美容としては、肌の炎症を抑えたり、保湿、肌を柔らかくしたりする効果があります。特に、肌がとても敏感な人の初期症状に向いています。

作用

  • 刺激緩和作用
  • 皮膚・粘膜の保護
  • 軟化作用
  • 鎮静作用
  • 消炎作用

適応

  • 口腔、咽喉、胃腸、泌尿器の炎症
  • 肌の炎症
  • 敏感肌

作用の意味一覧

有効成分

粘液質、アントシアニン(デルフィニジン)、タンニンなど

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。粘液質の成分により、薬の吸収を遅らせる可能性があります。薬を摂取する場合は、ブルーマロウ摂取の1時間前か数時間後が推奨されます。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき

『ESCOP Monographs』

ブルーマロウの使い方

ティーの飲み方

ティースプーン山盛り1杯をお湯に入れ、5分蒸らす。ハチミツやレモンを加えても美味しい。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

急性の口内炎、咽頭炎に

  1. 小さじ2,3のブルーマロウにカップ2杯の沸騰したお湯を注ぐ
  2. ふたをし、5分蒸らしきれいに濾す
  3. 温かい茶剤で口をゆすぐ、もしくはうがいをする

『フィトセラピー植物療法事典』

鼻づまりのためのハーブブレンド

ブルーマロウ、セージフェンネル

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、スキンケア、ホームケア、バス

ハーブのレシピ




次はこれを要チェック

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