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エキナセアの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

エキナセアの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. エキナセアの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方



キーワード&データ

キーワード:感染症予防に

名前 エキナセア、echinacea
和名 ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)
学名・読み方
  • Echinacea angustifolia [エキナケア・アングスティフォリア]
  • Echinacea pallida [エキナケア・パリダ]
  • Echinacea purpurea [エキナケア・プルプレア]
科名 キク科
使用部位 地上部、根、種子

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特徴

アメリカの先住民が大切に使っていたハーブです。傷の手当てや咳止め、喉に使用されていました。免疫力を高めるハーブとしても古くから使われてきました。風邪の予防にハーブティーとして飲んだり、抗菌作用を含んだクリームを作ることもできます。

スピリチュアルなストーリー

アメリカ先住民はエキナセアをおまじないや呪いの効果をさらに高めるために使用していました。精霊への捧げものとして使っていたそうです。

エキナセアの効果効能

免疫力を高める働きに優れていて、花粉症にもいいと言われています。それに加え抗ウイルス作用や抗感染作用があるため、風邪やインフルエンザの予防、ヘルペスやカンジダ症などのあらゆる感染症予防に効果的です。下痢の症状や傷にもいいと言われています。治りにくい傷には外用として使用できます。

作用

  • 抗ウイルス作用
  • 抗菌作用
  • 免疫賦活作用
  • 消炎作用
  • 創傷治癒作用

適応

  • ニキビ、湿疹
  • ヘルペス
  • 風邪
  • インフルエンザ
  • 尿道炎
  • 膀胱炎
  • カンジダ症

作用の意味一覧

有効成分

カフェ酸誘導体(エキナコシド、シナリン)、多糖類(ヘテログリカン類)、アルキルアミド(イソブチルアミド)、精油、ピロリジジンアルカロイドなど

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。まれにアレルギーを引き起こす場合があります。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
キク科アレルギーの人は注意
8週間以上の連続使用は禁止
進行性疾患(結核、白血病、膠原病、多発性硬化症、エイズ、HIV感染、自己免疫疾患など)には禁忌

『ESCOP Monographs』

エキナセアの使い方

ティーの飲み方

小さじ1を5分煮出し、5分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

インフルエンザ

  1. エキナセアのチンキ剤を作る
  2. 少量の水にチンキ剤を10滴(小児は5滴)を垂らし、1日数回服用する。

『フィトセラピー植物療法事典』

風邪の予防

エキナセア、カモミールジャーマンジンジャーローズヒップ

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、スキンケア、ホームケア、バス

ハーブのレシピ



アーユルヴェーダからみた使い方

名前:エキナセア

アーユルヴェーダの観点では、エキナセアは強力な血液とリンパのデトックス作用があるハーブです。天然の抗生物質として働き、体内の解毒をします。白血球の働きを促進させ、膿や身体の腐敗を阻止します。血液と肺にも働きかけるので、風邪やインフルエンザにも効果的です。虫刺されや傷には湿布にして使用すると効果的です。

学名 Echinacea angustifolia
使用部位
ドーシャエネルギー PK-, V+
6つのラサ 苦味、辛味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 冷却
ヴィパーカ(消化後の味) 辛味
ダートゥ(組織への影響) リンパ、血液
系統 呼吸器系、リンパ系、循環器系

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