エッセンシャルオイルの使い方

天然の精油やハーブを使ったシャンプーの作り方|4種類の基本レシピから手作り

天然の材料で作るシャンプー

精油やハーブなどの天然の材料を使った、安心安全なシャンプーの作り方と使い方をお伝えします。植物には、髪を綺麗にしたり、抜け毛や白髪、フケを防止したり、頭皮を健康に保つ成分が沢山含まれます。健康な頭皮と髪は、毎日の少しずつのケアがとても大切です。添加物がたくさん含まれているシャンプーを使うのではなく、有効成分がたっぷり含まれた無添加のシャンプーは、長く使っていくほど髪にいい効果が表れてきます。

目次

  1. レシピ1: 精油を使った一番簡単な方法
  2. レシピ2: 液体石けんを使う方法
  3. レシピ3: 固形石けんを使う方法
  4. レシピ4: ハーブのシャンプー



シャンプーの手作りレシピ

シャンプーの一番の目的は、一日中分泌されている皮脂や、ワックスなどの汚れを洗浄することです。これらの汚れは酸性なので、アルカリ性の石けんなどで汚れを落とします。使う精油やハーブ、オイルなどは一例なので好みに調整してください。髪にいい材料は下記のページでまとめています。

髪の健康に良いブレンド

レシピ1:一番手軽な方法

精油のみをプラスして作る、一番簡単な方法でつくるシャンプーです。ベースとなるシャンプーは購入することになります。せっかくなので無添加・無香料で、髪に負担のない安心できるものを選んでください。

ingredients

※50ml分

  • 無添加・無香料のシャンプー: 50ml
  • 精油:5-10滴
  • 容器

directions

  1. ベースとなるシャンプー50mlを容器に入れる。
  2. 精油を5-10滴を入れよく混ぜる。
  3. 保湿が必要であれば、キャリアオイルを小さじ1程度加える。

おすすめブレンド

ノーマルヘアに  ラベンダー1滴、ローズ2滴、ゼラニウム1滴
オイリーヘアに  シダーウッド1滴、ゼラニウム2滴、ローズウッド1滴
ドライヘアに  カモミールローマン2滴、ネロリ1滴、ティーツリー1滴、ココナッツオイル小さじ1

精油の作用一覧

レシピ2:液体石けんを使う方法

レシピ1を少し応用したレシピです。この場合は精油のほかに、ハーブのの成分も含ませることができます。素となる液体石けんも自分で作ることができます。液体石けんの作り方は下記をご覧ください。

液体石鹸の作り方

ingredients

※75ml分

  • 液体石けんの素:25ml
  • ハーブの浸剤または煎剤:50ml ※なければお湯でもok
  • 精油:10-15滴
  • 容器

directions

  1. 液体石けんの素を容器に入れる
  2. 熱いうちにハーブの浸剤(または煎剤)を液体石けんの素にかけ、そのまま放置する。(濁ってしまうためかき混ぜない。)
  3. 液体石けんの素が溶けきったら、精油を加えてよく混ぜる。

おすすめレシピ

液体石けんは固形石けんよりさっぱりした使い心地です。さっぱりし過ぎたら、キャリアオイルかグリセリンを小さじ1程加えることもできます。液体石けんから作る場合は、髪質に合うキャリアオイルで作るとさらに自分に合ったものになります。ココナッツオイルやパーム核油などの泡だちのためのオイルは必ず別に必要ですが、ベースとなるオイルの一例を挙げています。

ノーマルヘアに
オイリーヘアに
すっきり爽快感のあるシャンプー

植物油脂の種類一覧 ハーブの効果効能一覧 浸剤・煎剤の作り方




レシピ3:固形石鹸を使った方法

固形石けんのシャンプーの作り方です。使う石けんにもよりますが、手作りの石けんをベースとして使う場合、オイルが残っているので、液体石けんよりしっとりとした使い心地になります。石けんの素を購入して作っても構いません。その場合は少しさっぱりするかもしれません。固形石けんの作り方は下記をご覧ください。

固形石けんの作り方

ingredients

※約100g分

  • 固形石けんの素: 100g
  • ハーブの浸剤または煎剤:約20ml ※なければお湯でもok
  • 精油:10-20滴
  • ハーブのパウダー:5g
  • ボール(又はビニール袋)
  • 湯せん用なべ

directions

  1. 作っておいた固形石けんを細かく刻む。(固形石けんの素を購入して使う場合はすでに細かくなっています。)
  2. ボール、または袋に(1)とハーブの浸剤(または煎剤)を注いでよく混ぜる。
  3. 湯せんにかけ、温めながらさらに柔らかくし、ペースト状にする。(浸剤が足りなかったら追加する)
  4. 十分に柔らかくなったら、ハーブのパウダーなど、有効成分を入れる。(はちみつやオイルなど、お好みで)
  5. 最後に精油を入れよく混ぜる。
  6. 型に入れる。(型がない場合は手で形を作ってもいいです。)
  7. 風通しのいい場所で乾かして出来上がり。

おすすめレシピ

固形石けんから作る場合は液体石けん同様、髪質に合うキャリアオイルで作るとさらに自分に合ったものになります。泡だちのためのオイルや硬さを出すオイルなどは別に混ぜる必要がありますが、ベースとなるオイルの一例を挙げています。

ノーマルヘアに
  • 固形石けんの素:100g (作る場合は椿油をベースに)
  • お湯:20ml
  • 精油:イランイラン10~20滴
  • ハーブパウダー:ヘナ5g
ドライヘアに
頭皮環境をよくする

レシピ4:ハーブを使った方法

レシピ1~3で使ったような泡立つ石けんは使用せず、ハーブと精油のみを使って髪と頭皮を洗浄する方法です。洗浄力の高いハーブをベースに使用します。使う分だけ作って使用してください。

ingredients

※100ml分

  • ハーブパウダー: 大さじ2
  • 精油:10滴~20滴
  • 容器
  • ハーブの浸剤(煎剤):100ml ※なければ水でもok

directions

  1. ハーブパウダーに水か浸剤を混ぜる
  2. 精油を入れよく混ぜる
  3. 頭皮にもみこみながら頭全体に液をかけ、5分ほど放置する。
  4. お湯で洗いながす。

おすすめハーブ

ハーブパウダーは、シカカイ、ニーム、ソープナッツなどが洗浄力が高いハーブです。それをベースに、ハイビスカスやヘナ、アムラ、アロエなど、髪にいいといわれるハーブをプラスします。浸剤や精油でほかの成分をプラスすることもできますし、ハーブパウダーを水で薄めるだけで使うこともできます。

ノーマルヘアに
オイリーヘアに

ハーブの効果効能一覧 浸剤・煎剤の作り方




次はこれを要チェック

シャンプーの後はアルカリ性に偏った髪を中性に戻して髪を守る必要があります。そのためのリンス・コンディショナーの作り方をご覧ください。

コンディショナーの作り方

レシピや材料の詳細のまとめは下記になります。

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