アーユルヴェーダの健康の概念|プラクリティ、プラーナ、オージャスとは?

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アーユルヴェーダの健康の定義 

アーユルヴェーダでいう健康とは、簡単に言うと、ドーシャのバランスが取れている状態です。ドーシャのバランスが取れていると、体が正常に消化・吸収・排泄の機能を果たし、精神的にも至福に満たされた状態になります。ここでは、アーユルヴェーダの健康に必要な概念を紹介していきます。

目次

  1. プラクリティ
  2. プラーナ
  3. スロータス
  4. オージャスとダートゥ

 






 

プラクリティ

ドーシャのバランスとプラクリティ

ドーシャのバランスが取れている「健康」という状態は、人によって異なります。生まれ持った性質が、ヴァータが多めの人もいれば、カパが多い人もいます。人によって心地よくバランスの取れている状態は違うので、自分のことを良く知ることも大切です。本来、どの様な性質を持っているかを知る方法の一つは、小さい時の自分の体型や体質を思い出すことがいいと言われています。このような、生まれ持った体質をプラクリティと言います。直訳すると、「自然」「創造の原理」「第一の創造」といった意味になります。

ドーシャは外からも影響される

ドーシャへの影響は、自分の体質や生活習慣によるものの他に、外的要素も含まれます。時間、季節、年齢、仕事、余暇・・・すべてのものからドーシャは影響されます。内側と外側両方から観察し、何が自分に影響をしているかを知っていくことが、健康を保つ上で重要です。

 

プラーナ

生命力である「プラーナ」

プラーナとは、生命力のことであり、中国の「気」の概念と似ています。私たちの体のなかにも存在しますし、外側にも空気のように存在します。ヨガでいう「プラーナを吸う」ということは、まわりの生命力を吸収することです。健康を維持する上で、プラーナを取り入れることはとても大切です。

毎日食べる食材にもプラーナは存在します。しかし、日にちが経過しすぎたり、加工しすぎた食品は、プラーナがあまりありません。そのため、アーユルヴェーダでは、新鮮な食材を、食べる時に調理して、沢山のプラーナを取り入れることをすすめています。

5つのプラーナ

体内には、5つのプラーナが存在します。生命力の5つの側面とも言えます。

プラーナの種類 場所 説明
プラーナ・ヴァーユ 呼吸や神経をコントロールする
ヴィヤーナ・ヴァーユ 心臓 食物や呼吸からエネルギーを体全体へ運ぶ
サマーナ・ヴァーユ 小腸 消化を助ける
ウダーナ・ヴァーユ 咽喉 空気や食べ物を取り入れたり、話す能力を司る
アパーナ・ヴァーユ 下腹部 排泄、月経、出産等をコントロールする

 

スロータス

体内の循環を促す「スロータス」

スロータスとは、中医学の「経絡」の概念と似ています。体の中には沢山の経路があり、摂取・変換・排泄の循環を繰り返すことができます。スロータスが完全に機能していると、体の中の老廃物がたまらず、健康を保つことができます。

スロータスの種類

スロータスは、腸等の大きいものから、毛細血管、神経といった細かいものまでたくさんの種類があります。その中でも13の主な通路があります。これらの経路は、習慣的に感情や生理的衝動を抑制している場合にも、流れが滞ってしまう場合があります。

栄養摂取

プラーナ経路 呼吸
水分経路 口蓋・膵臓・肝臓
食物経路 食道~大腸

7つのダートゥに対応

リンパ

血液

筋肉

脂肪

神経

生殖器

排出

尿経路 腎臓・膀胱
便経路 結腸・直腸
汗経路 脂肪・毛包

 

オージャスとダートゥ

生命エネルギー「オージャス」

オージャスとは「生命エネルギーのもと」と言われたり、「生命力や体の強さ」「活力」とも言われます。西洋医学にはない概念です。体と心を結ぶ微細な物質で、生命力や免疫力に大きく影響すると言われています。心臓には8滴のオージャスが存在するとも言われています。7つのダートゥと呼ばれる組織が機能せず、オージャスが減少すると病気につながります。逆に、7つのダートゥが正常に機能していると、オージャスの原質が作り出されます。オージャスの減少の原因は色々考えられますが、過度の運動、絶食、不安、恐れ、悲しみなどが挙げられます。

7つの「ダートゥ」

アーユルヴェーダでは、体の組織は7つに分けられると考えられています。組織のことをダートゥと言います。ダートゥの状態は心の状態にも大きく影響を及ぼします。7つの組織(ダートゥ)は、対応する体の場所と、副生物があります。すべてが連続しているため、前のものが組織されないと、次のものが作れなくなります。すべてが正常に機能すると、7つめの組織は、オージャスの原質を作り出します。

ダートゥ 体の組織 副生物
1 ラーサ 血漿・リンパ 月経、乳汁分泌
2 ラクタ 血液・赤血球 血管・腱
3 マムサ 筋肉・骨格筋 じん帯・皮膚
4 メーダ 脂肪 皮下脂肪
5 アスティ 骨組織 歯・髪・爪
6 マッジャ 骨髄・神経組織
7 シュクラ 生殖組織

 

 

 

次はこれを要チェック

アーユルヴェーダの基本や、日常生活への応用のまとめは下記へ

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