Gardening,  各ハーブの育て方

ベルガモットの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ

ベルガモットの育て方・栽培方法

ベルガモットは寒さや暑さに強く、初心者にも育てやすいハーブです。柑橘系のベルガモットオレンジとは違う品種ですが、似た香りをもち、ベルガモットティーの香りづけに使われます。

目次

  1. ベルガモットの特徴
  2. ベルガモットの育て方基本
  3. 毎日のケアとポイント
  4. 一年のスケジュールとポイント
  5. 病害虫と天然素材の対策
  6. ベルガモットの使い方



ベルガモットの特徴

名前 ベルガモット、モナルダ
英語名 Bergamot
学名 Monarda didyma
科名 シソ科
分類 多年草
耐寒性 耐寒性
草丈 60-150cm
原産地 北アメリカ
出まわり時期  5-8月
使える部分 葉・茎・花
殖やし方 挿し木、種まき、株分け

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ベルガモットの育て方基本

適した場所

日当たり、水はがいい場所で育てます。日当たりが十分でないと開花しない場合がありますが、強い日差しにあたりすぎは葉が焼けてしまうので、夏は日よけが必要です。肥沃な土を好むので、肥料切れに注意します。

日当たり 日当たりのよい場所。風通しのいい場所。
水はけ 水はけがよい場所。
気温 15~25℃
やや湿り気のある肥沃な土を好む。
肥料 肥料切れに注意する。元肥に緩効性肥料を与える。追肥は、夏を避け、春と収穫後に与える。春の芽が出る頃に窒素分が多い肥料を与える。開花前は窒素分が少な目の肥料を与える。

ハーブの土の種類 肥料の種類と基本 ハーブの寄せ植え いい苗の選び方

毎日のケア

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。過湿になりすぎ、乾燥しすぎに気をつけます。

ワンポイント

茎葉が多くなってくると過湿になり、株が弱るので、風通しを確保するために随時剪定をします。

剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。

ハーブの手入れ方法 ハーブの殖やし方

1年のスケジュールと育て方のポイント

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種まきのポイント

種まきは3~5月が最適です。苗床に種を蒔き、本葉が数枚出てきたら植え付けをします。

挿し木のポイント

挿し木でも簡単に増やせます。5,6月が根付きやすく最適です。茎を10cm程カットし、下葉を取り除きます。1時間ほど水揚げをしてから挿し木用の土に挿します。発根したら植え付けをします。

株分けのポイント

株分けで殖やす場合は、秋が最適です。春に行うと夏に開花しません。株元から刈り取りを行ってから、根を堀り上げて切り分けます。

植え付けのポイント

根は深く成長するので、地植えの場合は土は50cm以上深く耕し、株間は70cmほど開けます。鉢植えの場合は、深い鉢を選びます。

剪定・刈り取りのポイント

風通しが重要なので、密集してきた部分を随時剪定します。冬越しのために、秋に地上部が枯れてきたら、収穫も兼ねて根元から刈り取ります。

収穫のポイント

葉は春から秋まで随時収穫可能です。開花直前が一番香りが強くなります。

花が咲いたら

開花したら随時収穫可能です。花が咲き終わってから、結実する前にカットすることで、株を披露させないようにします。

植え替えのポイント

株が弱ってくるので、3年に一度くらいのペースで植え替えを行います。花つきがよくなります。

害虫と天然素材を使った対策

高温多湿が原因で、うどんこ病や灰色カビ病になる可能性があります。風通しを良くすること、肥料の与えすぎに気をつけます。無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細は下記をご覧ください。

天然の害虫対策

ベルガモットの使い方

シトラス系の香りが気分を落ち着かせてくれます。葉をハーブティーとして飲んだり、紅茶にブレンドして飲むことができます。香りがいいのでポプリなどの雑貨や、入浴剤としても使えます。ハーブの作用については「ベルガモットの効果効能」をご覧ください。

ハーブのレシピ




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